品雄さんが教えるHow to study.

大学受験の勉強法について解説します。基本は文型科目です。

世界一わかりやすい英文法解説について

皆さんこんにちは!今更?と思うかもしれませんが、世界一わかりやすい英文法解説についての記事を今日は書きたいと思います。そもそもなぜ文法を勉強する必要があるのでしょうか。私の体験をもとに話します。

私は高校一年生の時に英検二級、高校三年生の時に英検準一級(通常型とS-CBTダブル)にそれぞれ合格しています。そのため、単語力や長文を読むことについて今まで困ったことはありませんでした。また幸いなことに私の代でセンター試験は廃止になり共通テストになりました。皆さんもご存じの通り共通テストになったことで「文法力はいらない」とされていたため文法の勉強はおろそかになっていました。しかしながら私は私大の入試問題を解いてみて驚愕。独立した文法問題だけではなく空所補充なども文法力を問われるものばかりではありませんか。これには驚きました。高3の夏休み前には私大の問題を解くと長文は満点でしたが、文法・語法はズタボロ。これではまずいと思って、高3の夏休みは死ぬ気で文法の勉強をし、何とか文法力を上げました。

それの証拠に夏休み前に解いたセンター試験の過去問は156/200で10月頃解いたセンターの過去問は186/200です。「文法をやるだけでこれだけ英語が出来るようになるんだ」と感動しました。参考書は「vintage」だけです。それを夏休み期間で10周して、頭の中に叩き込みました。今、偉そうに文法を語っているのも実は夏休みの努力のおかげなのです(笑)。

文法を勉強することは、英語の基礎を学ぶことと同じです。おそらくこの記事を読んでいらっしゃる皆さんは日本語話者であり、英語についてはネイティヴではありませんよね。どうやら世の中には日本人が日本語を話すときに文法を意識しないのと同様に、アメリカ人やイギリス人はあまり文法を意識しない。だから「生きる英語」を学ぶのには文法は必要ないなどといった戯言を話す大馬鹿者がいらっしゃるようですね。しかしながら日本語と英語は違う言語です。日本語には「冠詞」や「時制」という概念はありません。また、一つの同じ単語が、語形変化もせずに名詞になったり副詞になったりはたまた形容詞になったり、ということは起こりません。もう一度言いますが、日本語と英語というのは全く違う言語なのです。それをなぜ、英米人が文法がいらないからと言って我々日本人も文法を学ばなくていいのでしょうか。

確かに、学校で学ぶような英語は外国では使い物にならないことも事実です。また、私たちが学んでいる英語は100年前のものだと主張する人もいます。しかし、大学入試では「生きている英語」を問うことは基本的にありません。平気な顔をして「you had better」という選択肢を答えにします。だから「生きている英語」などというものは大学生になって学べばいいのです。事実、私の大学では英語の授業があり、小中校では習わなかったような「海外に行っても役に立つ英語」をも教えてくれます。

また、文法を鍛えることは長文問題を解くときにも大きく影響を与えます。共通テストみたいに長い文の中から必要な情報を探し当てる、ようなものには文法は必要ないですが、私大の入試のようにたくさんの設問形式があり、文章が長く、問題数の多いものは文法力が試されます。文整序(並び替え)、脱文挿入、空所補充、英/和訳などは文法・語法力がカギを握ります。逆に言えば長文の内容を完全に把握できなかったり、わからない単語が多かったりしてもこれらの問題には太刀打ちが出来るということです。

 

さて、私は現在とある塾でアルバイトをしています。そこの生徒さんの中には英語がものすごく苦手で「文法」という単語を聞いただけで嫌そうな顔をしたり、英文法を身に着けるための「基礎事項」が固まっていないため、テキストの解説を読んでもわけがわからなかったり、と悪戦苦闘している方が多いです。自分のように独学で文法を学ぶ方の少しでも支えになれば、と思い世界一わかりやすい英文法解説を始めました。

基本的にはわかりやすいように例文を使いながら嚙み砕いて説明しています。基本的には高校の時に使っていた文法書を参考にして、最低限の文法用語しか使わず、また高度なものは省いてあります。例文も自分がオリジナルで考えたもので、非常に簡単なものになっています(よくテニスやフランスが出てくるのはそのためです)。また、オリジナルの(へたくそな)挿絵をたまに使います。(パソコンでマウスを使いながら描いた絵なのでどうしても線が歪んでしまいます。見づらくて申し訳ありません。)

ここまで長々と述べてきましたが文法を学ぶことは非常に大切なことです。また、先ほどからちょこちょこ出てきている「語法」というのも文法が終わったら「世界一わかりやすい語法解説」という記事を書くつもりです。

さしあたり、今後の記事の予定について書いてこの記事を終わりたいと思います。現在は時制②(完了形)まで更新しています。

時制③(進行形)

時制④(完了進行形、時制のまとめ)

時制の一致について(コラム扱い)

助動詞(6回の予定)

句と節の違い(コラム扱い)

受動態(5~6回?)

準動詞(15回の予定 不定詞・動名詞・分詞)

関係詞(10回の予定)

話法の転換(3回の予定)

今のところここまで予定が立っています。できれば年内には語法に入りたいと思っているところです。

今日は以上です。お読みいただきありがとうございました。