品雄さんが教えるHow to study.

大学受験の勉強法について解説します。基本は文型科目です。

世界一わかりやすい文法解説2-1 第一~第三文型

皆様こんにちは!

前回は文法を学ぶ大前提としてSVOCMと4つの品詞をやりましたね。

前回の記事を貼り付けておきます。

 

t-tony.hatenablog.com

 

というわけで今回はそれを利用して5つの文型のうち第三文型までについて解説したいと思います。(第四、第五については明日の記事にするのでお楽しみに)

皆さんは第一文型から第五文型まですべていうことが出来ますか?復習がてら是非お読みください。

 

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〈目次〉

1. 第一文型

2. 第二文型

3. 第三文型

4. 今回のまとめ

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1. 第一文型

まずは第一文型です。第一文型の文は大きく分けて二通りになります。

1つ目はS+Viの形のものです。(Viとは自動詞のことです。自動詞とは後ろに目的語をとることが出来ない、goなどの動詞のことです。他動詞以外、と考えて頂ければ結構です。)

 Ex.) I go to the park. (私はその公園に行きます。)

Iは主語、goは自動詞です。ここで文の要素は完結しています。なので「文法上は」to the parkを省いても問題ありません。

 

2つ目はThere+V+ Sの形です。

 Ex.) There is a police box near my house.(私の家の近くには交番がある)

この文はA police box is near my house. を倒置した形です。Isが動詞、a police boxが主語です。ここで注意してほしいのは、絶対に「そこには○○がある」と訳してはいけません。副詞のThereは「そこ」という意味を持っていますが、この場合には便宜的においているだけなので、訳出する必要はありません。例えば・・・

 It is sunny today. (今日は晴れている)

このItを「それ」と訳しますか?訳しませんよね。それと同じです。(この場合はItは形式主語ですが、Thereは主語でもなく、文の体裁を整えるために、形式的においているもの、考えてください。

第一文型をとる動詞で覚えてほしいのは、go, come, walk, live, end, listen, move, begin(始まる)などです。 

 

 

2. 第二文型

第二文型はSVCでしたよね。ここで覚えてほしいのは、SVCとは、S=Cであるということです。(必ずしも意味的にイコール関係になるとは限りませんが。後で解説します。)

 Ex.)She is beautiful. (彼女は美しい)

「なめくさってるのか?」と聞きたくなりますが、これも第二文型です。主に第二文型をとる動詞で覚えてほしいのが、be動詞、becomeなどです。また、よくある疑問ですが、下の文は第二文型でしょうか?考えてみてください。

 Ex.) Watching YouTube isn’t important!(YouTubeを見ることは大切ではない)

この文章は主語がWatching YouTube、補語がimportantですね。ですが、S=Cではありませんよね(動詞がisn’tなので)。ですが、これは意味上の問題であり、S=Cではありませんが、文法上はSVCとなります。

ここまで第一文型と第二文型を見ましたね。ここで重要なのは、第一文型と第二文型は「受動態にすることが出来ない」ということです。理由は簡単です。「O」がないからです。受動態についてはまた別の記事で詳しく解説しますが、基本的には「S」と「O」がひっくり返ったもの、と考えてください。だから、「O」がないこれらは頑張っても受動態にすることが出来ません。これはとても重要なので必ず覚えてください。

 

 

3. 第三文型

第三文型はSVOです。おそらくこの世に存在する文の中で最も第三文型が多いでしょう。

 EX.)I play the guitar. (私はギターを弾きます)

第三文型をとる動詞はこの世にたくさん存在します(play, have like, do, knowなどなど)。

ですから、いちいちすべて覚える必要はありません(というより覚えられません)。これだけ覚えてほしいのが、後ろに来ることが出来るのは名詞句、名詞節(that, whatなど)です。だから、何も許可なく形容詞を置いたり、副詞を置いて勝手に文を終わらせたり、ましてやVの後に前置詞を置くなどといった奇行に走るのはやめましょう。

 

 

4. 今回のまとめ

今回は第一文型から第三文型までを解説しました。あまり深く話すと理論理屈になり、大学の英文学部の授業になってしまうので最低限かつ分かりやすくまとめています。なお、例文はものすごく簡単な文にしていますが、「入試の長文ではこのレベルのものは出てこない」と考えてください。例えば接続詞を置いたり、とても長い主語にしてみたり、副詞節に余計(とは言いませんが)な情報をたくさん並べてみたり、と無駄に(とは言いませんが)長くすることは問題を作る側も楽しんで(?)行います。ですが、どこまで長くなろうと、皆さんは長さにビビらず、文の核心を見抜けるようになってください。

明日は第四、第五文型について解説します。お読みいただきありがとうございました。