品雄さんが教えるHow to study.

大学受験の勉強法について解説します。基本は文型科目です。

世界一わかりやすい英文法解説 時制の文章まとめ

〈現在形〉

Ex.1-1)I always get up at 6 o’clock.(私は毎朝6時に起きます。)

Ex.1-2)What do you do?(あなたの職業は何ですか?)

Ex.1-3)Mt. Fuji is the highest mountain in Japan. It is 3776 meters high.

              (富士山は日本で一番高い山です。それは標高3776メートルです。)

 

〈過去形〉

Ex.2-1)I played tennis yesterday.(私は昨日テニスをしました。)

 Ex.2-2)The World War II ended in 1945.(第二次世界大戦は1945年に終わった。)

 Ex.2-3)If I were you, I wouldn’t do such a thing.

(もし私があなただったら、そんなことはしないのに。)

 

〈未来形〉

Ex.3-1)A : Mom, there isn’t any egg in the refrigerator.

B: Really?

A: Yes, I need an egg to make cake.

B: Ok, I’ll get it.

A: Thank you very much!

(訳)

A: お母さん、卵が冷蔵庫にないんだけど

B: あら、そうなの?

A: うん、ケーキ作るのに必要なんだ。

B: よし、買ってくるね。

A: ありがとう!

Ex.3-2)A : Mom, there isn’t any egg in the refrigerator.

        B: I know, I’m going to buy eggs at ABC supermarket today.

        A: Oh, that’s nice.

        B: They’re having bargain today. Is there anything else you want me to buy?

        A: Well, I want .

    A: お母さん、卵が冷蔵庫にないんだけど

    B: あ、そうそう。今日ABCスーパーマーケットで卵を買うつもりだったのよ。

    A: ほんと?それはちょうどいいや。

    B:今日ね、あのスーパーバーゲンやってるのよ。他に何か買ってきてほしいものある?
A: じゃあ、小麦粉買ってきて。

 

 

〈現在完了〉

 Ex.1-1)I have been to Kyoto for two times.(私は京都に二回行ったことがある。)

 Ex.1-2)She has gone to Canada.(彼女はカナダに行ってしまった。)

 Ex.1-3)I have just finished this assignment.(私はちょうどその課題を終わらせた。)

 Ex.1-4)They have lived in Kyoto for five years.(彼らは京都に5年間住んでいる。)

 

〈過去完了〉

Ex.2-1)The soccer game had already started when I got home.

(家に着いた時には既にサッカーの試合が始まっていた。)

 Ex.2-2)I had seen the miniature of Eiffel Tower before I visited France.

      (フランスに訪れる前にエッフェル塔のミニチュアを見たことがある。)

 Ex.2-3)She had lived in Kyoto before she came to Tokyo.

(彼女は東京に来る前は京都に住んでいた。)

 Ex.2-4)I thought that She had gone to France.

(彼女はフランスに行ってしまったと思った。)

 

〈未来完了〉

 Ex.2-1)The soccer game will have already started when I get home.

(家に着く時には既にサッカーの試合が始まっているだろう。)

 Ex.2-2)I will have visited France five times if I visit it again.

      (フランスをもう一度訪れれば私はそこに5回行ったことになる。)

 Ex.2-3)They will have been married for 5 years next month.

(彼らは来月で結婚5周年になる。)

 

 

〈現在進行形〉

Ex.1-1 I play tennis every day.

    (私は毎日テニスをする。)

Ex.1-2 I am playing tennis now.

    (私は今テニスをしている。) 

Ex.1-3)My brother is always playing games.

    (私の弟はいつもゲームばかりやっている。)

 Ex.1-4)I am leaving for France today.

    (私は今日、フランスに向けて出発する。)

 Ex.1-5)The temperature is getting colder.

    (気温がだんだん下がってきている。)

 

〈過去進行形〉

Ex.2-1)I was playing baseball yesterday morning.

    (昨日の朝、野球をした。)

 Ex.2-2)He was shouting when playing tennis.

    (彼はテニスをしているとき叫んでいた。)

 

〈未来進行形〉

Ex.3-1)This time next week, I will be shopping in France.

    (来週の今頃、フランスでショッピングをしていることだろう。)

 Ex.3-2)I will be working part-time on Sunday afternoon.

    (日曜日はバイトをすることになっている。)

 

〈現在完了進行形〉

Ex.1-1)He has been playing tennis since this morning.

 (彼は今朝からずっとテニスをしている。)

 Ex.1-2)We have been waiting for her for more than an hour.

 (私たちは彼女のことを一時間以上も待ち続けている。)

 

〈過去完了進行形〉

Ex.2-1)I had been waiting for you for an hour when you woke up!

 (あなたが目覚めたとき、私は一時間も待っていたんだぞ!)

 

〈未来完了進行形〉

Ex.3-1)I will have been working for ABC company for 20 years next year.

 (私は来年でABC会社に勤めて20年になる。)

 

次回からは助動詞を扱います。お楽しみに!!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

世界一わかりやすい英文法解説3-4 完了進行形と時制のまとめ

皆様こんにちは!今日は時制最後の回です。この記事では完了進行形と時制のまとめについてお話ししたいと思います。早速目次、と行きたいところですが、その前に「現在完了」の記事を読まれていない方はそれを先に読んでみてください。完了進行形は完了形の「継続用法」と大変混同しやすくなっています。

 

t-tony.hatenablog.com

 

 

―――――――――――――――

〈目次〉

  1. 現在完了進行形
  2. 過去完了進行形
  3. 未来完了進行形
  4. 時制のまとめ

―――――――――――――――

 

現在完了進行形

さて、記事を読まれた方はお分かりになっていると思いますが、現在完了の継続用法は現在までの「動作」の継続を表します。ここが現在完了進行形との違いです。

基本形はhave/has+been+Vingです。

 Ex.1-1)He has been playing tennis since this morning.

 (彼は今朝からずっとテニスをしている。)

 Ex.1-2)We have been waiting for her for more than an hour.

 (私たちは彼女のことを一時間以上も待ち続けている。)

また、動作動詞の中でもstudy, wait, stay, learnなどの「継続性」が大前提としてある動詞(例えば、勉強するのは一朝一夕でできるようなことではないですよね。一夜漬けをしたものの、全然テストで取れなかった、など苦い思いをした人はたくさんいることでしょう。)というのは現在完了の継続用法を使うこともできます。ただ、完了進行形の方が「継続」のニュアンスが強いことも事実です。

 

 

過去完了進行形

これも現在完了形の継続用法と現在完了進行形の関係と同じです。過去完了の継続用法は状態動詞を、過去完了進行形は動作動詞の継続をそれぞれ表します。

 Ex.2-1)I had been waiting for you for an hour when you woke up!

 (あなたが目覚めたとき、私は一時間も待っていたんだぞ!)

 

 

未来完了進行形(あまり使われない)

未来完了進行形は未来のある時点までの動作の継続を表します。

 Ex.3-1)I will have been working for ABC company for 20 years next year.

 (私は来年でABC会社に勤めて20年になる。)

ただし、未来完了形を使って表すことが多いです。もともと未来完了形そのものが継続性を強く表すものだからです。

 

 

さて、ここまで時制についてたくさん見てきましたが、最後にそのまとめとして、今まで学んできた時制をわかりやすく(下手くそな)表にまとめておしまいとします。次の記事では今まで解説した例文を全てまとめます。

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時制のまとめ

画像の中の黒い線が完了形、紫色の線が進行形、茶色の線が完了進行形になっています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

世界一わかりやすい英文法3-3 進行形

英文法解説3-3 進行形

皆様こんにちは。前回は完了形について学習しました。さて、今回は進行形について勉強しましょう。

―――――――――――――――

〈目次〉

  1. 現在進行形
  2. 過去進行形
  3. 未来進行形

―――――――――――――――

1. 現在進行形

現在形と現在進行形は何が違うのでしょうか。勤めている塾や英語を教えている友人にこれを聞いたところ、大体の人は「~している」という日本語だったら現在進行形にする、と答える人が多いです。これはこれで良い覚え方だとは思います。例えば以下の例文です。

 Ex.1-1 I play tennis every day.

    (私は毎日テニスをする。)

 Ex.1-2 I am playing tennis now.

    (私は今テニスをしている。)

このような文であれば確かに問題ありません。では、以下の文を英訳してください。

 

 1. 私はトムのことを知っている

 2. 私はテニス部に所属している

 

さて、訳せましたか?これを先ほどのルールに従って訳すと

  1. I am knowing Tom.
  2. I am belonging to tennis club.

見ての通り違和感たっぷりですね。トムのことを「今、知っている最中(さいちゅう)」。あなたはコンピューターですか?(笑)また、「今、テニス部に所属している最中(さいちゅう)」。入部届や学年更新時に出す部活継続届けでも書いているのでしょうか?(笑)

一般的にknow, belong, haveなどの「状態動詞」と呼ばれるものは進行形にしません(※ただし、haveはeat, heldの意味で使うときのみは現在進行形が使えます)。ですから、「~している」と書いてあっても状態動詞の時は現在形を使います。先ほどの二つの文は正しく英語にすると・・・

  1. I know Tom.
  2. I belong to tennis club.

となります。

また、現在進行形はこんな場面でも使います。

 Ex.1-3)My brother is always playing games.

    (私の弟はいつもゲームばかりやっている。)

 Ex.1-4)I am leaving for France today.

    (私は今日、フランスに向けて出発する。)

 Ex.1-5)The temperature is getting colder.

    (気温がだんだん下がってきている。)

例文3は、現在進行形なのにalwaysが使われているという、一見謎めいた文章ですが、進行形が頻度を表す副詞とセットで使われると「いつも~ばかりしている」という不平のニュアンスを持った表現になります。ですので、あまり好ましいときには使いません。

例文4は近い未来に関することです。基本的に未来のことはwillもしくはbe going toを使いますが、未来の予定で、今準備が進んでいるものに関しては現在進行形を使います。めんどくさいですが、覚えましょう。また、確実な未来(電車の時刻など)については現在形を使います。

例文5は変化の途中を表します。become, get growなどの変化を表す動詞では「~になりかけている」という意味を表します。また、die, close, openなどの「瞬間的な動作」を表す動詞を進行形にすると「~しかけている」という意味になります。例えばダイイング・メッセージ(dying massage)は「死にかけているとき(に書く)メッセージ」という意味です。これは現在進行形が派生して現在分詞化したものです。

 

2. 過去進行形

過去進行形は過去のある時点において行われていた動作、もしくは過去の一定期間に繰り返されていた動作を表します。

 Ex.2-1)I was playing baseball yesterday morning.

    (昨日の朝、野球をした。)

 Ex.2-2)He was shouting when playing tennis.

    (彼はテニスをしているとき叫んでいた。)

例文2のwhen playing tennisはwhenとplayingの間に本来ならばhe wasが入っているべきですが、前にも同じことが書いてあるのでhe wasは省略します。

 

3. 未来進行形

前の二つは聞いたことがある人も多いですが、未来進行形は「なにそれ?」となる人も多いでしょう。基本形はwill+be動詞+動詞のing形です。未来進行形は①未来のある時点で行われているであろう動作、そして②確定している未来の予定を表すとき、に使います。早速例文を見てみましょう。

 Ex.3-1)This time next week, I will be shopping in France.

    (来週の今頃、フランスでショッピングをしていることだろう。)

 Ex.3-2)I will be working part-time on Sunday afternoon.

    (日曜日はバイトをすることになっている。)

例文1の場合は何となく未来形と似ていますが、例文2は未来形とはニュアンスが違います。どういう点で異なるのでしょうか。

Ex.3-2)I will be working part-time on Sunday afternoon.  [未来進行形→確定]

日曜日はバイトをすることになっている(のでこの日は予定を空けるのが難しい)

Ex.3-3)I will be working part-time on Sunday afternoon.  [will→意志]

日曜日はバイトをするつもりだ(が、もしかしたらシフトが交換になるかもしれない)。

わかりましたか?このように未来進行形で表すと個人の意思とは関係なく決まっていて、変更するのは難しいといったニュアンスを持つことになるので、使うときは気をつけましょう。

 

今日の記事は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は完了進行形と時制のまとめについての記事になります。また、その記事とは別に時制の今まで学習した例文一覧もまとめるつもりです。(個人の意思ですが、変更することはありません。)

それでは次回の記事もお楽しみに!!

 

世界一わかりやすい英文法解説について

皆さんこんにちは!今更?と思うかもしれませんが、世界一わかりやすい英文法解説についての記事を今日は書きたいと思います。そもそもなぜ文法を勉強する必要があるのでしょうか。私の体験をもとに話します。

私は高校一年生の時に英検二級、高校三年生の時に英検準一級(通常型とS-CBTダブル)にそれぞれ合格しています。そのため、単語力や長文を読むことについて今まで困ったことはありませんでした。また幸いなことに私の代でセンター試験は廃止になり共通テストになりました。皆さんもご存じの通り共通テストになったことで「文法力はいらない」とされていたため文法の勉強はおろそかになっていました。しかしながら私は私大の入試問題を解いてみて驚愕。独立した文法問題だけではなく空所補充なども文法力を問われるものばかりではありませんか。これには驚きました。高3の夏休み前には私大の問題を解くと長文は満点でしたが、文法・語法はズタボロ。これではまずいと思って、高3の夏休みは死ぬ気で文法の勉強をし、何とか文法力を上げました。

それの証拠に夏休み前に解いたセンター試験の過去問は156/200で10月頃解いたセンターの過去問は186/200です。「文法をやるだけでこれだけ英語が出来るようになるんだ」と感動しました。参考書は「vintage」だけです。それを夏休み期間で10周して、頭の中に叩き込みました。今、偉そうに文法を語っているのも実は夏休みの努力のおかげなのです(笑)。

文法を勉強することは、英語の基礎を学ぶことと同じです。おそらくこの記事を読んでいらっしゃる皆さんは日本語話者であり、英語についてはネイティヴではありませんよね。どうやら世の中には日本人が日本語を話すときに文法を意識しないのと同様に、アメリカ人やイギリス人はあまり文法を意識しない。だから「生きる英語」を学ぶのには文法は必要ないなどといった戯言を話す大馬鹿者がいらっしゃるようですね。しかしながら日本語と英語は違う言語です。日本語には「冠詞」や「時制」という概念はありません。また、一つの同じ単語が、語形変化もせずに名詞になったり副詞になったりはたまた形容詞になったり、ということは起こりません。もう一度言いますが、日本語と英語というのは全く違う言語なのです。それをなぜ、英米人が文法がいらないからと言って我々日本人も文法を学ばなくていいのでしょうか。

確かに、学校で学ぶような英語は外国では使い物にならないことも事実です。また、私たちが学んでいる英語は100年前のものだと主張する人もいます。しかし、大学入試では「生きている英語」を問うことは基本的にありません。平気な顔をして「you had better」という選択肢を答えにします。だから「生きている英語」などというものは大学生になって学べばいいのです。事実、私の大学では英語の授業があり、小中校では習わなかったような「海外に行っても役に立つ英語」をも教えてくれます。

また、文法を鍛えることは長文問題を解くときにも大きく影響を与えます。共通テストみたいに長い文の中から必要な情報を探し当てる、ようなものには文法は必要ないですが、私大の入試のようにたくさんの設問形式があり、文章が長く、問題数の多いものは文法力が試されます。文整序(並び替え)、脱文挿入、空所補充、英/和訳などは文法・語法力がカギを握ります。逆に言えば長文の内容を完全に把握できなかったり、わからない単語が多かったりしてもこれらの問題には太刀打ちが出来るということです。

 

さて、私は現在とある塾でアルバイトをしています。そこの生徒さんの中には英語がものすごく苦手で「文法」という単語を聞いただけで嫌そうな顔をしたり、英文法を身に着けるための「基礎事項」が固まっていないため、テキストの解説を読んでもわけがわからなかったり、と悪戦苦闘している方が多いです。自分のように独学で文法を学ぶ方の少しでも支えになれば、と思い世界一わかりやすい英文法解説を始めました。

基本的にはわかりやすいように例文を使いながら嚙み砕いて説明しています。基本的には高校の時に使っていた文法書を参考にして、最低限の文法用語しか使わず、また高度なものは省いてあります。例文も自分がオリジナルで考えたもので、非常に簡単なものになっています(よくテニスやフランスが出てくるのはそのためです)。また、オリジナルの(へたくそな)挿絵をたまに使います。(パソコンでマウスを使いながら描いた絵なのでどうしても線が歪んでしまいます。見づらくて申し訳ありません。)

ここまで長々と述べてきましたが文法を学ぶことは非常に大切なことです。また、先ほどからちょこちょこ出てきている「語法」というのも文法が終わったら「世界一わかりやすい語法解説」という記事を書くつもりです。

さしあたり、今後の記事の予定について書いてこの記事を終わりたいと思います。現在は時制②(完了形)まで更新しています。

時制③(進行形)

時制④(完了進行形、時制のまとめ)

時制の一致について(コラム扱い)

助動詞(6回の予定)

句と節の違い(コラム扱い)

受動態(5~6回?)

準動詞(15回の予定 不定詞・動名詞・分詞)

関係詞(10回の予定)

話法の転換(3回の予定)

今のところここまで予定が立っています。できれば年内には語法に入りたいと思っているところです。

今日は以上です。お読みいただきありがとうございました。

世界一わかりやすい英文法解説3-2 完了形

皆さんこんにちは!前回は時制の中でも基本である現在・過去・未来の3つを扱いました。今日は完了形についてみてみましょう。

そもそも完了形には3つあります。現在完了、過去完了、未来完了です。それぞれ順を追って解説していきます。

 

―――――――――――――――

〈目次〉

  1. 現在完了
  2. 過去完了
  3. 未来完了

―――――――――――――――

 

1.現在完了

現在完了の基本はhave+Vp.p.(動詞の過去分詞形)です。haveは3人称単数であればhasになります。現在完了の核心は「現在」です。これを念頭においてください。また、現在完了には4つの意味があります(経験、結果、完了、継続)。それを一つずつ見ていきましょう。

 Ex.1-1)I have been to Kyoto for two times.(私は京都に二回行ったことがある。)

 Ex.1-2)She has gone to Canada.(彼女はカナダに行ってしまった。)

 Ex.1-3)I have just finished this assignment.(私はちょうどその課題を終わらせた。)

 Ex.1-4)They have lived in Kyoto for five years.(彼らは京都に5年間住んでいる。)

上の4つの意味がそれぞれの文に対応しています。

例文1は経験です。「(今までに)~したことがある」と訳します。経験なので後ろに「回数」を表す単語をセットで置きます(once, twice, three times, beforeなど)。疑問文は「Have you (ever)Vp.p.~?」で、Yesの時は「Yes, I have.」、Noの時は「No, I haven‘t.」もしくは「No, I never have」を使います。

例文2は結果です。「~してしまった(結果、今も~だ)。」と訳します。例えば、「She went to Canada three years ago.」であれば「彼女は3年前にカナダに行った」となり、今はカナダにいるかもしれませんし、日本にいるかもしれません。どこにいるかについてはこれではわかりません。しかし、「She has gone to Canada.」は「彼女はカナダに行ってしまった(結果、今もカナダにいる)。」となります。これが先ほど述べた現在完了のコアである「今」が主体、ということです。

例文3は完了です。「~したところ」と訳します。よくjust, already, yet([疑]で「もう」、[否]で「まだ」)などとセットで用いられます。疑問文は「have you ~ yet?」、Yesの時は「Yes I have」、Noの時は「No I have‘t.」もしくは「No not yet.」になります。完了を表す現在完了動作動詞の中でも「開始・終了」「(電車やバスなどの)発車・出発」などの意味を表す言葉を使うことが多いです。

例文4は継続です。「(今まで)ずっと~である」と訳します。後ろに「期間」を表すfor, sinceを使います。forは数字、sinceは過去の一点を表す語句がきます。疑問文は「How long have~」です。ここで覚えてほしいのが、現在完了の継続用法は必ず「状態を表す動詞」を使うことです。動作を表したいときには「現在完了進行形」を使います。これについては2つ後の記事で書くつもりです。

ここでクイズです。以下の和文を英語にしてください。

「私は中学生の時、フランスに行ったことがある」

(翻訳ソフトを使うのはやめましょう。このまま翻訳すると間違えた答えが出てきます。)

 

現在完了は先ほども述べた通り「現在」に重点を置きます。そのため「明確に過去を表す表現」とセットで使うことはできません。以下に挙げる単語は現在完了では使えません。

・~ago ・yesterday ・last ~ ・when S V ・in/on/at(時間を表す表現)

さて、先ほどのクイズに戻ります。「中学生の時」という明確に過去を表す表現が来ているので、これは過去形を使いましょう。「~したことがある」という表現があるからといって、すぐ現在完了と飛びつくのはやめましょうね。

答え)I went to France when I was a junior high school student.

 

2. 過去完了

過去完了とは何でしょうか。過去形との違いは?と考える人も多いかもしれません。ここでは「過去のさらに過去」から「過去」までのお話になります。わかりやすいように下にイメージを載せます。基本形は「had+Vp.p.」です。

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過去完了のイメージ

過去完了には大きく分けて4つの用法があります。完了、経験、継続、大過去です。前の3つは基本的には現在完了を過去にしたものです。例文は載せますが、具体的な解説は省略します。

 Ex.2-1)The soccer game had already started when I got home.

   (家に着いた時には既にサッカーの試合が始まっていた。)

 Ex.2-2)I had seen the miniature of Eiffel Tower before I visited France.

      (フランスに訪れる前にエッフェル塔のミニチュアを見たことがある。)

 Ex.2-3)She had lived in Kyoto before she came to Tokyo.

   (彼女は東京に来る前は京都に住んでいた。)

 Ex.2-4)I thought that She had gone to France.

   (彼女はフランスに行ってしまったと思った。)

例文1~3についてはそれぞれ現在完了と同じです。ただし現在完了の時に使えなかったwhenやbeforeなどは過去完了の時は使うことはできます。また過去完了は過去の「実現しなかった」もの(仮定法過去完了)についても使うことが出来ます。仮定法については後程の記事で書くのでお楽しみに!!

例文4を見てください。これが大過去です。大過去とは「過去のさらに過去」のことであり、過去の中の順番関係を表すために使います。この文であれば「フランスに行くこと」と「私が思ったこと」の2つの要素がありますね?その順序関係を明確にするために片方を大過去にするのです。ですので、過去に起こったことを単に並列させる場合や時を表す接続詞beforeやafterなどが来るときは単純に「過去形」を使いましょう。

時制の一致を受けて過去形が大過去になる場合があります。例えば「彼は私に『愛している』と言った」という文章は「He said that he had loved me.」という風になりますね。ただし時間の前後関係が明白なときは過去形を使います。例えば「私は生まれた町へと帰った」という文章は「I get back to the town where I was born.」となります。

 

3. 未来完了

過去完了とは何でしょうか?聞いたこともないよ。大丈夫です。未来完了は現在完了の「現在」と「過去」の関係を「未来」と「それ以前」にそのまま動かしたものになります。わかりやすいように下にイメージを載せます。基本形は「will+have+Vp.p.」です。

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未来完了のイメージ

過去完了には大きく分けて3つの用法があります。完了、経験、継続です。例文です。

 Ex.2-1)The soccer game will have already started when I get home.

            (家に着く時には既にサッカーの試合が始まっているだろう。)

 Ex.2-2)I will have visited France five times if I visit it again.

      (フランスをもう一度訪れれば私はそこに5回行ったことになる。)

 Ex.2-3)They will have been married for 5 years next month.

   (彼らは来月で結婚5周年になる。)

未来完了で気を付けてほしいことがあります。それは「時と条件を表す副詞節中では未来のことも現在形を使う」ということです。例えば例文2のif I visit it againというのは未来のことなのにwillは使っていませんよね。それは間違いではありません。

時や条件を表す副詞節には以下のようなものがあります。

   〈時〉when, (un)till, before, after, next time

〈条件〉if, unless, in case, as soon as

 

さて、完了形について長々と述べてきましたが、これで一通り説明が終わりました。次回は進行形についての記事になります。お読みいただきありがとうございました。

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